アニマルコミュニケーションを知って動物に話しかけることが増えてくると、つい言ってしまう言葉。
例えばこんなシチュエーション。
動物さんが外の音にびくっとしたり、おどおどして落ち着きが無くなってしまったとき。
なだめようとして、あるいは、静かにさせようとして言うことがありませんか?
「大丈夫だよ」
もちろん安心させようとしてですし、無視するよりは言葉がけはあった方が良い。断然いい。
「大丈夫大丈夫」
「コワがらなくていいよ」
「何でもないよ」
大好きな人からこんな風に言ってもらって安心できるコももちろんいるでしょう。だから、決して大丈夫だよ、が悪いのではありません。私自身何度もそう言ってきました。
そんな中で動物に教えてもらったことがあったのです。
ある朝、近所の学校から花火というのかお知らせ砲が唐突にパンパパパンと鳴り響いたことがありました。
“今日は運動会やりますよー”のご連絡だったと思います。
花火大会には気を付けて前もってうちのコにはお知らせをしていた私ですが、これは盲点でした。
風向きもあったのかもしれません。その時の音は窓もビリッとするくらいずいぶん近くに感じられました。
窓の近くでのんびりしていた猫、目を見開いて固まってしまいました。慌てて抱っこをして、ドキドキしている彼の心臓を手に感じながら「大丈夫大丈夫、ごめんごめん、もう大丈夫だよ~」と繰り返しました。
すると…
「大丈夫じゃないよー」と伝わってきたのです。
ハッとしました。
こんなにドキドキしていて、実は自分も焦っていて、なにも大丈夫なことはないのに、口から出す言葉は”大丈夫”。
そう言い聞かせて、大丈夫になりたかったのは他でもない自分だったと思います。
この出来事があってから、せっかく声をかけるのならもっと動物に寄り添える方法がないかなあと考えてきました。
人間から見たら些細かもしれない車の音、配達の人が来ただけ、工事現場の振動… などなど。理由も分かっているし、ずっと続くわけではないし、すぐに終わるし、取り立てて騒ぐほどのことでもない、大したことではないもの。日常の中にはよくありますね。
大したことではなかったとしても、動物がびくっとしたりコワそうにしていたなら。“大丈夫”で丸め込もうとせずに、まずはこんなふうに声掛けしてみてはいかがでしょうか。
「びっくりしたね」
「怖かったね」
「こわいんだね」
動物自身が、今感じていることを、ただそのまま受け止めてあげる。
それが動物の気持ちを理解して共感する第一歩なんじゃないかと思います。
そして「あれはね…」と落ちついて説明し、「お家にいれば安全だからね。一緒にいるからね。大丈夫だよ」
今はそんなふうに話すようにしています。(余裕があれば、ですけど!)
良かったらご参考にして日々の言葉がけをされてみてください!
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この記事は 2020/4/17 の無料メールマガジン に掲載されたものに加筆修正したものです。
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