大好きな動物を亡くして、悲しい、をはるかに通り越して、苦しくて痛くて、何にもやる気がなくなってしまう…
自分が生きていることさえイヤになってしまう…それが年単位で続いてしまうペットロス。
人間の場合、ペットロス専門のカウンセラーがいるくらい深刻なものだったりします。
そして。ご存じでしたか?
実は動物もペットロスになることがあるのです。
生まれたときからずっと一緒のきょうだいが先に逝ってしまう。とっても仲良しの同居動物や、相性ピッタリの連れ合いとのお別れ。高齢化社会に伴って、大好きな人間ご家族との生別、死別するケースも増えてきています。
大好きなひとがもういない…そのショックたるや本当に大きなものです。
(“ペット”ロスという言葉は適切でないかもしれませんが…)
動物のペットロスも、症状や状態は人間とほとんど変わりません。
ふさぎこむ、元気がなくなる、ごはんを食べない、不安そうに鳴きつづける、落ち着かない、怯える、持病が悪化する、などなど…
もちろん動物たちは死について、人間よりもずっと当たり前に受け入れている。
大切な存在の魂が体を離れたんだな、ということも、人間よりは本能的に理解はしているはず。
けれども。
大切な存在がいなくなった環境や生活に、すぐに慣れるわけではないのです。
戸惑い、不安になり、さみしくて、どうしていいか分からないのは動物だって同じ。
これまで頂いてきたご相談では、多くの場合、動物さんが不安定な期間は人間に比べると短いとは感じています。
とはいえ一時的であれ、ロスに陥ることには変わりありません。その期間が明けるには、やはり時間も必要なのです。
まずは、動物さんもペットロスになることがあるんだ、と気づいてあげてください。
そして、残された動物さんのために、ぜひやって欲しいことがあります。
コミュニケーションの出番です。
ぜひ、その動物の傍らにそっと寄り添って、優しく語り掛けて欲しいのです。
何を話すのかというと、3つあります。
ひとつ目は:「そうだよね」
大好きだった、いつも一緒だったコがいなくなってしまって悲しいよね、さみしいよね、不安だよね。
元気になれない今のありのままをただ認めて、そういう状態でいることをただ一緒に受け止めてあげてください。
私も同じだよ、どうしようもなく悲しいよって共有して欲しい。
ふたつ目は:「いっしょだよ」
このつらい時期を乗り越えられるようにいっしょにやっていこうね。
あなたひとりじゃないよ。私がいるからね、と残された動物にとっての支えになって欲しい。
みっつ目は:「信じてるよ」
今はこんなにとんでもなく悲しくてひどく苦しいけど、いつかきっとまた元気にやっていける。そう信じているよ。
あなたはそれだけの強さを持っているコだって信じているよ。そう認めて励まして欲しいです。
愛しい動物さんのひとりが、大切な家族のひとりが、ひとあし先に旅立って行った後、残された者たちでゆっくりとで良いので、愛にあふれた新しい家族の形を作り上げていってほしいと思います。
今必要な人と動物さんに少しでも届きますように切に願っております。
今日もお付き合いくださりどうもありがとうございます。
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この記事は 2020/6/19 の無料メールマガジン を加筆修正したものです。
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