人間側から見た“アニマルコミュニケーション”・”動物と話すこと“には、どこかドリトル先生のようになる、みたいなイメージがあったりしますね。
あれやこれやと楽しそうに、打てば響くような卓球のラリー級の速さで当意即妙な会話のキャッチボールが続く…
憧れますよね!
話し方を習ったら、うちのコに対しても、常にいつも、一語一句、何を言っているのか、何を考えているのかを把握したくなったり、ずうっと楽しくおしゃべりしたいと思ったり。人間ってほんと知りたがりの動物で、分かるとなったらとことん分かりたい、みたいな極端な習性があったりしますね。
相手のことを理解したい、やり取りをしたい、という思いは本当にすばらしいことで、まさにこれからの人類に必要な大きな意識の変化です。
それと同時に、相手である動物は、ものごとの感じ方、コミュニケーションのしかたも、人とは違うスタイルを持っている。そのことも今一度知っておけると、アニマルコミュニケーションとの付き合いも、ずいぶん楽に構えていられるのではないかなあと思うことがあります。
私が感じるに動物って、人間の頭の中のエンドレス会話の様にひっきりなしに何かを考えていたり、ひとりごとを言っているようなそういう回路にはなっていない。人間のようにおしゃべりを楽しむ、という感覚はそれほどなくて、別に何にも言ってない時もあれば、何にも考えてない時もあって、人間よりずっと心の余裕がある、空白をうまく持っていることができる。静けさの中に居ることの方が多い、そんな生き物だと思っています。
人間はとかく、「今なんて(言ったの)?」「今、何考えてたの?」「なんで?どうして?」「私のことどう思っているの?」と知りたがって、質問攻めにしてしまいますね。
それなのに動物から何かが伝わってきたら今度はとたんに手のひら返しで、「え?でも本当?」「私、自分は信じられないので」「私の作り話じゃないの?」「いや、知りたいのはそういうことじゃなくて…」「当たってるのかな?」「ハズレたくない…」みたいに受け取りを拒否する理由を忙しくかき集め始めたりもする。
(心当たりありませんか?)動物からしたら、えらくざんねんな生き物…かもしれませんね!
そもそも、意思を伝えあうのに人間のように言語を使ってない、という時点で、動物のコミュニケーションの世界は、人間とはかなり違う。
その違う世界に、初めて歩み寄ろうとし始めている私たちです。相手の想いががひとつでもふたつでも分かったら、
それって本当にすばらしいこと!焦らず、ゆったり行きましょう。
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この記事は 2020/1/14 の無料メールマガジン に掲載されたものに加筆修正したものです。
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