動物にとって理解しやすい話し方について、
こちらの記事https://www.iiac.jp/blog-tip-for-ac/に書いたように、
こちらから話しかける時は、
心で思っていることと口から出る言葉を一緒にする
のが鉄則です。
そして、その次です。
誰に向けて発信するのか?誰に受け取ってほしいのか?
言葉を届ける先、の意識がとっても大切なんです。
例えばあなたが個人的な用件があって”町田まちこさん”にメールを送りたい、としましょう。
アドレス帳の「ま行」の人全員に送っておけば、町田さんにも届くでしょ?なんていうバラマキをしますか?
しませんよね?
必ず、ピンポイントで”町田まちこさん”を選んで、一人に送りますよね?
けれどもアニマルコミュニケーションの場合とたんに、
伝える先、誰に伝えたいのか、があやふやなままになってしまうことも多かったりします。
うまく伝えられるかな、ちゃんとできるかな、なんていう不安に気を取られていたり、
だって名前呼んでるんだし、アナタしかいないんだし、分かってるでしょ?と決めつけて、あとひと押しが足りなかったり。
そのため、動物にうまく届かない。
動物が「自分が言わているんだ」「自分に聞いているんだ」と、しっかり把握できない。
場合によっては「私じゃないでしょ?」「ぼく、関係ないよね」なんてスルーされてしまうかもしれません。
もちろん、動物たちには電話番号もメールアドレスもありません。
なのでその分「○○ちゃん、あなたにお尋ねするのですよ」と、ご本犬、ご本猫に意識を向けて、焦点を定めて言葉を伝えることが大切です。
焦点を絞って、自分だけに発信されている、と動物側に感じて受け取ってもらえて初めて、こちらからの話が“伝わった”ことになります。
言いたいこと・伝えたいこと・聞きたいことはシンプルに
動物と話したい、声掛けが大事と教わったから、と、いつもいつも、あれやこれやと話しかけてしまっていませんか?
動物に声をかけ、やり取りをしていくことは、より良い関係づくりのためにとても大切ですし、ぜひ取り組んで頂きたいことです。
それとともに、ひとつ注意したいこともあるのです。
動物は、四六時中話しかけられていると、何が大事で、何が本当に知りたくて聞かれていることなのか、よく分からなくなってしまいます。
子供の頃、延々と続くおかーさんのお小言を、テキトーに聞き流していたりしませんでした?(それでまた、ちゃんと聞いてない!と怒られたりして…)
声がBGM化してしまっていても、大好きな飼い主さんの声なので無視もできずで、微弱にONの状態がずっと続いている。やっぱり動物も消耗します。
せっかく、もっと分かり合おう、仲良くなろうとしてコミュニケーションしたかったのに、もったいないですね。
ポイントは緩急
動物とのコミュニケーションは、伝えたいことをシンプルに、内容を絞って届けましょう。
その方が動物も断然聞き取りやすくなります。
動物にとって分かりやすく話すコツは
・”あなたに伝えるのです”と、伝える先の的を絞って
・”伝えたいことはコレ”と、内容のボリュームを絞って
その2点をキュウ~っと絞ったら、あとは
リラックスして、余白をもってゆったりと!
伝える先の的を絞るってどうやるの?
どういう言葉が良いの?
もっと知りたいあなた、ぜひ一緒にクラスで学びましょう!
ご参加お待ちしております!
https://www.iiac.jp/course/basic/