動物に聞く前にちょっと考えたい質問ふたつ目は、「しつけ教室はきらい?」「トレーニングはイヤ?」です。
「やめたい?」や「行きたくない?」といったバリエーションも含みます。
「アニマルコミュニケーションしたらトレーニングきらいって出て、この子、命令されたりするのイヤって言ってるみたいなんでお教室辞めます」といった退会が起こり、実際にドッグトレーナーの方々からの苦言をちょうだいしたこともあります。中には、保護者様自身が手を焼いて困っているから通っていたのに、いいところまできていたのに…という残念なケースも。
この日本で言えば、ワンちゃんたちが生きていくのは過酷な野犬の世界ではなくて、人間社会、ですよね?
ドッグトレーナーさんやしつけ教室の先生たちが目指されているのは…
ワンちゃんたちがその人間社会で生きていくうえで、その一生で心から信頼できる人を持ち、大好きな人からたくさんほめられ、よりストレスなく幸せでいらること。周りの人からも、いい子だね~!とほめられてうれしい暮らしができること。人と犬のより良い関係です。
しつけ教室や最初のトレーニングは、飼い主自身との関係を築いていく入り口、必要最低限のものです。
ルールが全く分からないところで緊張しながら不安のまま過ごすのと、ちゃんと最低限のルールを教わって、身に着けて、どのようにふるまったらよいのかが分かっているのと、ワンちゃんたちにとって、どちらが穏やかに暮らせるでしょうか? 常に命令を下して従わせることとは全く違うのです。
動物の伝えたいことを聞こう、耳を傾けようというのは本当にすばらしいこと。それと共に、家の中に居ることが多い猫はともかく、人間の生活圏の中に入ることの多いワンちゃんの場合は特に、しつけやトレーニングは人間社会で幸せに生きて行きくための必須科目です。
言うことを聞かないから保健所行き、なんていう超不幸なことも防げて、ワンちゃん自身の幸せに直結することでもあるのです。
そこに、やりたい、やりたくない、の選択肢を持ち込むのは違うなあと思います。
なので、「しつけ教室・トレーニングはイヤ?」は聞かない質問の中に私は入れています。人間自身がしつけが面倒で、やらない言い訳、やめる口実を探しているような雰囲気を感じたりしたら、もう、なおさらNG。
とはいえ、例えばこんな場合は…
しつけ教室の日になると明らかに元気がなくどんよりしている、教室の前まで来ると毎回パニック状態になる、のであれば、それはどうしてなのか、何が気になっているのか、などなど、詳しく聞いていく必要があるでしょう。
トレーニングの世界も日進月歩。どんどん新しい説や、メソッドが登場しているようです。なのでもし保護者様自身がそのお教室のやり方や方針があんまり気に入っていないのなら、そういう気持ちはワンちゃんにも伝わりますので、ぜひ合うところをぜひ探して、しつけやトレーニング自体は継続して欲しいと思います。
最後に。
しつけやトレーニングの際、同じコマンドを出すにしてもアニマルコミュニケーションのやり方で伝えることができると、伝わり方が格段にアップしますよ! ぜひ、しつけやトレーニングにアニマルコミュニケーションを取り入れていってくださいね。
◇◆◇ーーーーーー◇◆◇
この記事は 2020/2/21 の無料メールマガジン に掲載されたものに加筆修正したものです。
今後もメルマガのバックナンバーを順次アップしていきます!
引き続きどうぞお楽しみに!!
週1回、アニマルコミュニケーションのワンポイントレッスンをお届けしています。
最新のメールマガジン、ぜひご登録ください。
IIAC 最新情報お届け 無料メルマガ 購読する