タンザニア・日本で共同設立された
Education & Art for Animal Welfare (動物福祉のための教育と芸術)
の共同設立者のおふたりを招いて、IIAC初 チャリティウェビナーを開催しました。
こちらがアッバス・ンブンギさん。
タンザニアで動物の権利を守る活動を9年も続けていらっしゃいます。
非常に有名なンゴロンゴロ自然保護区から車で30分ほどの、新しいオフィスからオンラインをつないでくれました!
現地の回線具合はまだ不安定で、停電や、大雨が降ったり強風が吹いたりすることでも、不通になってしまうことがあるのだそう。
なので、当日の接続がどうなるかかなり不安なところもありました。
ありがたいことに今回は90分、問題なくお話しをしていただくことができました!
こちらは、日本代表の平田さん。
生粋の日本生まれ日本育ちで、一般企業の会社員として14年働いたのち、
「何かやるべきことがあるのではないか」という漠然とした気持ちで退職し、
数年を経てこの活動にたどり着いたとのこと。
非常に熱い想いが次から次へとあふれる、熱のこもった語り口に、一同引き込まれてしまいました。
動物を取り巻く問題は実に様々。
象牙や角などのための密猟、娯楽のハンティング、人口増加に伴う農地化による動物と人間の衝突、プラスチックの汚染…
今回は概要のお話しになりましたが、今後もっと踏み込んだお話しを聞いていきたいなと思いました。
ほとんどの日本人は、タンザニアの現地に行って活動することはできませんよね?
でも、あきらめなくていいんです。
遠い異国の話だから、関係ないっていうことでもないんです。
まずできることがあるのだそうです。
たとえば象牙って、あまり身近に象牙製品を持っている気もしませんが、
実は日本が今でも一番輸入をしている国なんだそうです…(非常に悲しい事実…)
どうせ買うなら「本物」を、といったちょっとした選択、ぜひ立ちどまって考えてみませんか?
服や装飾品に、無駄に動物由来の体の部分を使っていないか、買う前に見てみることから始めませんか?
そしてプラスチック。
毎日毎日、プラスチックの恩恵を受けている生活が普通ですよね。
本当に便利ですよね。
でも、処理は追いついていない。
手元からはなれて、自分には見えなくなっていったとしても、自然には還らない。
海に投棄されると、知らない間に異国の海洋生物を脅かすことにもなる。
そういう物質であること。
まず日常、自分がどのようなものを買っているのか、その手元を見ることから始めませんか?
日本であれ、タンザニアの農村の人であれ、”知らない”ということから様々な問題が生まれています。
”知らない”から、”しらない”うちに問題に加担してしまっている…
だからまず、人間は”知ること”から始めましょうよ。
だから”教育”を前面に打ち出している組織なんです。
そんなお話しでした。
今後、正式にホームページも稼働させ、グッズの販売を通しても寄付を募りながら、活動を広げていかれるそうです。
活動の形は違えど、動物を想い、人と動物のためのよりよい共生を掲げる、想いを同じくする仲間です。
ぜひこれからも、こちらでも情報を発信させていただけると嬉しいです。
皆さまからお預りした参加費は一部を除き、後日EAAW平田様にお届け致します。
タンザニアへの送金が済みましたらまたご報告させて頂きます。
次回、次々回のチャリティウェビナーをお楽しみに!!